過去日記 2006年9月

2006年09月11日(月)

チーム岡野町

konomi.jpg 300×180 21K一週間の始まりの月曜日。
とはいえ、土日もあまり関係なく動いてる身には
カレンダーの目盛りのひとつにしか過ぎない。
「187時間後に集合」といわれるよりは「来週の火曜日何時ね」
といわれたほうがわかりやすい、って程度のもの。

まぁ、そんなことはどうでもよくって。
偶然にも仕事が早く終わり、何かの予感があってメールを送信する。
送信先はチーム岡野町の一人、飲食仲間の如星さん
http://luxin.blackcats.jp/

横浜駅で合流すると、今日の作戦を打ち合わせる。
で、決定したのは和食の「このみ」というお店。
鰻もうまいのだけど、刺身からスタートで
料理をつまみながら日本酒をちびりと飲む感じで流す。
刺し盛や岩牡蠣の生ものがすばらしい。
あー、日本人で本当によかった。と思える瞬間。
青柳のヌタとか軟骨のから揚げなんかも普通においしい。
あぁ、いい店だ……

ということで、たまにはああいった和食小料理屋にいかないとねぇ

2006年09月09日(土)

学芸大学 新店情報

ox3.jpg 400×480 58KOX (オックス) (http://www.ox-burger.com)まだ準備中みたいです

名前だけ見ると何屋かわかりませんが、ハンバーガーショップです。
わざわざ私が新店情報に書くくらいですから、その辺のものとはわけが違う。

和牛100%つなぎ全く無しのフレッシュパテ。
これだけでも驚きですが、さらにこのひき肉は牛固体番号表示付。
ひき肉は表示義務対象外で、実際表示できないのは当たり前となっているが
自店で専用に挽いている肉は、すべて素性のわかったものばかり。
そして何よりも、そのまま生で食べられる新鮮さ。
レア気味の焼き加減で食べるハンバーガーは驚きの甘みと味わい。

そしてもう一つ。世界初のアイテムが。
バーガーショップ初の店内ベーカリーによるバンズの焼き上げ。
自店でバンズまで焼いてる店なんて、どこにもありません。
当然ながら店の味に合わせたパンは、バーガーになって初めて
旨みを発揮する優れもの。

さっぱり目に仕上がってるので2個とか食べれちゃうのが不思議。

弱点はというと、パテを生から焼くので時間がかかる。
20〜40分は覚悟していかないと。
でもま、料理としてのバーガーなのでそれもあり。
出来上がるまでは、ヒューガルデンと生ハムなどで軽く飲みつつ
焼き上がりを待つのがここのスタイルでしょうか。

オープンしたてでばたついてるので、接客に難はあるけど
こなれてくれば、なかなかに面白い店になりそう。
何より味がいいからね。

ということで、来週また食べに行ってきますw

2006年09月03日(日)

日本酒の会

kikuhime.jpg 400×533 51K今回は菊姫酒造オンリーイベント。
面白い趣旨で、この蔵元の特徴である「熟成酒」を
その原酒とともに楽しもうという会。
通常日本酒はその年度に醸造したものを出荷するのですが、
この蔵元は、15・6度の室温でタンク熟成させたものを出している。
ものによるけれど、3〜4年程度の期間寝かせた酒は
一種独特の味と香りになってきます。好みの分かれる味わいですが
垂直試飲とでも言いますか、同時に飲むことはあまりないので
非常に希少な体験をさせていただきました。

また、料理は二度目となる西麻布La BOMBANCE(http://www.bombance.com/
創作和食に美味い物無しという世間の通説(私の持論とも言うw)が
まったくもっていい意味で裏切られる、すばらしいお店。
ここの「和食」を食べると、とても穏やかで幸せな気分になれる
そんな味わいのお店です。
ぜひ一度は足を運んでいただきたいと、そう人に薦めたくなること間違いなし。

と、もう完璧な組み合わせに狂喜乱舞する会でした。

以下に、酒と料理のメニューリストを。
ちなみに写真は2番の前菜盛り合わせ。
あん肝のコロッケは、隣の人の肩を思わず叩きたくなる位の美味さ♪

{料理リスト}
1.フカヒレの茶碗蒸(百合根・木耳・舞茸・銀杏) フカヒレスープ餡
2.前菜盛り合わせ
・夏アン肝のコロッケ 柚子胡椒ソース
・豆乳でリコッタチーズ豆腐 キャビア乗せ
・自家製胡麻豆腐と車海老の雲丹醤油和え
・玉蜀黍のムース(焼きもろこし入り)
3.La BOMBANCEの四川風麻婆賀茂茄子とフォアグラソテー
4.地鶏の炭火焼きと早松茸の天麩羅(タイム風味の塩、チリ酢、野菜ピクルス
添え)
5.鱧焼き霜作りと明石の蛸焼き(アロエベラ・刻み胡瓜・梅肉醤油・柚子胡椒
添え)
6.金目鯛の小鍋(焼き葱・白玉・じゅんさい・水菜) すだち風味
7.おつまみ旬野菜の盛り合わせ(トマト・ししとう・焼き落花生・枝豆・ホウレン
ソウ)
8.炊き込み鮎飯の出し茶漬け 刻み蓼の葉添え
9.デザート
・黒胡麻のシャーベット
・色素を抜いた白いコーヒーブラマンジェ

{お酒リスト}
1.鶴の里
2.山廃吟醸原酒 若い熟成させてない物
3.山廃吟醸 熟成させた物
4.山廃純米(熟成)
5.山廃純米 飲み切り原酒
6.大吟醸 平成十七年
7.大吟醸 熟成
8.吟
9.金剣

2006年09月01日(金)

それは新しい愛壷なの

PA0_0070.JPG 240×320 27Kそれは突然の別れ。

 「……」
朝の電車で音楽を聴こうと再生をクリックしたら、
なぜか愛壷にそっぽを向かれた。
 カチカチ
 「……」
何度押しても、返事をしてくれない。
画面を覗き込んでみると、バッテリーが空っぽに。
おかしいなぁ寝る前に充電差し込んでおいたのに
何で空っぽなんだろう……と、首をかしげる。
まぁ考えても仕方ないので、その日は音楽なしの一日を過ごす。
そして家に帰ってから、さっそく充電を開始する。
しばらく経ってから画面を覗き込んでみると空っぽのまま。
??? むぅ、おかしい。
翌日はタイミングよく渋谷に行く予定があったので、
渋谷の林檎屋にいって、調べてもらおう。

渋谷駅を降り、蛮族が行き交う魔のスクランブル交差点を渡り
駅の前というにはちょっと遠い丸井前の信号を渡り公園通りを上る。
しばらく歩くとその店はある。
ガラスとステンレスのシャープなお店。
目的地の林檎屋はあいかわらず、ナウなヤングには入りやすい小洒落た
感じの内装で、おいちゃんは気後れしてしまう。
まぁそんなことは言っていられない。愛用のnanoの不調である。
扉を入るとにこやかにフライヤを配るスタッフから、それを受け取ると
サポートの場所を確認する。同じ笑顔で2階にあることを教えてくれる。
すばらしい。買わない客に対しても、丁寧な対応だ。
接客業はこうあるべきだという、すばらしい見本だ。
そして、ガラスで出来た階段を上ると案内の通り真正面にカウンターが見えた。
カウンターに近寄る私に、笑顔の女性スタッフが声をかけてくる。
そこに近づくのは愛用の品が不調の不安を抱えている客である。
とても安心できる、すばやい対応である。

私が症状を説明し、その場で実際に充電に使用していたケーブルと
ThinkPadを開き(林檎屋なのに!)実演をしてみせる。
なるほど、と彼女は頷くと断りを入れてnanoを奥の部屋にもっていった。
話を聴くとUSBからの充電では電流量が足りなくて充電できなくなることが
稀にあるそうだ。なるほど。それはわからないことだった。
聞くとAC充電のオプションがあるそうだ。ならば今後のために買っておこう、
と手にしてしばらくの間待つ。その間、ショップの中をうろうろして
アクセサリーを眺める。なかなかおされで素敵なケースなどが並んでいる。
うちのnanoは発売日に買ったのでケースが発売されておらず、出始めたころには
すでに傷でいっぱいに。
もういいかとあきらめていたけれど、なにかかわいそうになったので
ケースの物色始める。
そこに件の彼女から声をかけられる。
「お時間かけまして申し訳ありません。
 その、完全に充電が出来なくなってしまっているようです」
確かに充電できない。その通りなのだが……
「お手間をかけましたが、故障ということで今すぐ交換対応させていただきます」
え??
「シリアルを調べましたところ、当店でお買い上げの記録が残っていましたので
 購入日が1年未満ですので交換対応いたします」
一年共にしたnanoはテーブルにポツリと寂しそうに置かれ、
その横には真新しくフィルムに包まれたnanoが並んでいる。
「こちらにサインを」
愛用のデュポンのペンでサインをすると、新しいnanoを手渡された。
傷だらけでくたびれた外装のnanoに視線を向け、感謝する。
「あと1週間で満1年のはずなのに……保障期間にリタイヤしてくれて有難う。
君の後輩は、もう少し大切に使うようにするよ」
心の中でそう別れを告げる。あっけない別れだった。
触っていないはずのnanoの液晶のバックライトが一瞬ついたように見えたのは
照明の反射か、気のせいか、それとも……

私は受け取った新しいnanoを手に、真新しいケースと充電器を買って
帰宅したのであった。

有難う初代nano。よろしく、二代目nano。


翌日、イヤフォンが断線した。
新しい子は昔の思い出を消し去りたかったのだろうか。
仕方ないのでゼンハイザーのインナーイヤを買ったのは
ちょっとしたご機嫌伺いだったのかもしれない。